加工例EXAMPLE

【STUDY|材料】PP,PE見た目は似ているが中身は…?

みなさんの身近な物にも使用される材料である、PEやPP。
主に成形と呼ばれる加工方法で、ビニール袋やポリバケツなどに使用されています。
成形材料はペレットと呼ばれる粒上の素材を溶かして型に入れて固めますが、
切削加工ではブロックや丸棒と呼ばれる材料から刃物で削り出します。
今回は、切削材料のPPやPEについて説明していきます。

1.PPとPEの種類

・PE
主にPEには下記の種類があります。

‐低密度ポリエチレン(LDPE)
‐高密度ポリエチレン(HDPE)
‐超高分子量ポリエチレン(UHMW-PE)

切削用のPEは、HDPEとUHME‐PEで、LDPEよりも密度と分子量が高いものになります。
密度が高いものは融点が高く、硬くなりますが、透明度は悪くなります。

・PP
ガラス繊維を充填したもの等、厳密に言えば幾つか種類があります。
今回の特性などは基本グレードにて比較します。

2.PPとPEの特性

両材料の特性は非常に似ています。
共通の特性は以下の通りです。

・比重0.9~0.95で水より小さく、樹脂の中で最軽量。
・汎用樹脂の為、単価が安く入手性が良い。
・食品衛生法に適合しており食品分野にも使用可能。
・基本は耐候性が悪い(きばみ等の変色)
・耐薬品性には優る
・高い衝撃性を持つ

3.加工性

特性は似ていましたが、加工性は若干異なります。
以下が各加工性となります。

・PE
ー柔らかくキズが付きやすい。
ー吸水性が低い
ー耐熱性が低い
ー寸法精度がでにくい。
ー加工時にでるバリが取りにくい。
ー曲げ、接着加工は基本的に不可。
・(UHMW-PE)
ー耐摩耗性に優れている
ー摩擦係数が低い
ー摺動性(スベリ特性)に優れている
ーエンプラ材の為、通常のPEより高価

・PP
ー加工性はPEより良好。
ーPEより耐熱性が高い。
ー曲げ、接着加工は基本的に不可。
ー傷がつきにくく光沢がある。
ー生体適合性がり医療部品としても用途がある。

4.まとめ

PPとPEは、プラスチックの中でも汎用性があり、手軽さから幅広い産業分野で使用されています。
用途としては、半導体製造装置部品・医療機器部品・食品機器部品などがあります。
色も同材料の基本色はナチュラル色だが、PEの高分子は緑・黒等、またPPも青・黒等のカラー色もあります。
使用用途等で、お困りのことがございましたらこちらのお問い合わせまでお気軽にご相談下さい。
お客様の要望に沿った提案を致します。


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