寸法公差で良くある事ですが、加工可能な樹脂の寸法公差と金属の寸法公差は違います。
金属に比べると樹脂の公差は出にくいです。
一番の理由としては、樹脂の熱の変化が、金属よりも数倍以上あり、加工時と部品の使用時では温度差が発生するため、寸法がばらつきます。また使用する刃物は金属と違い、硬度が低いので、刃物がビビったりするため、注意が必要です。
金属は一般的に1/1000㎜単位の公差も出る事もありますが、樹脂は難しく1/100㎜台の公差が限界です。
設計者や開発者からの図面でよく見られるのが、穴公差とはめあい公差に1/1000mm台(h7,H7)の公差です。樹脂では、この公差は製作不可となるため、必ず打ち合わせをして確認するのですが、一般的にJISの中級くらいの公差を狙いとして目安にして頂ければと思います。

また樹脂の中でも温度、湿度等の外的環境によって寸法のばらつきが大きくなる場合があります。
例として、MCナイロンと呼ばれる素材は吸水率が、他の樹脂に比べると高く、乾燥時期と梅雨の時期で寸法が±0.5㎜以上も変わった例もあります。加工時には図面寸法通りの寸法が出ていたとしても、湿度や温度の異なる環境で納品した場合には注意が必要となります。

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