加工例EXAMPLE

【STUDY|用途】機械カバーに向く樹脂パネル

産業用機械のカバーにもプラスチックは使用されています。
近年は塩ビ材が※RoHS規制により、需要が低くなり、代わりにPET,ポリカーボネート、アクリルが樹脂パネルで多く使用されています。
ここでは、各材質による特徴や用途を説明していきます。

※RoHS規制…Restriction of Hazardous Substances(特定有害物質)の略
電子・電気機器に含まれる物質が指定値を超えてはならない。
以下が指定物質です。

1.鉛1000ppm以下
2.水銀 1000ppm以下
3.カドミウム 100ppm以下
4.六価クロム 1000ppm以下
5.ポリ臭化ビフェニル 1000ppm以下
6.ポリ臭化時フェニルエーテル 1000ppm以下

1.強度

機械カバーで重要な要素の一つとして強度があげられます。
物がぶつかったり、割れて飛散しないようにする材料としては、
ポリカーボネート>PET>アクリルの順で強度が変わってきます。

2.静電防止

機械装置で出来る限り防ぎたいのが静電気の問題があります。
樹脂パネルには、静電防止や帯電防止用があるため、ゴミやほこりの吸着も少ないため、クリーンルームでの使用にも効果的です。

3.色

色の種類が一番あるのはアクリルです。
アクリルの色については、【STUDY|材質】色略号、色番号等の図面表記についてで説明しています。
無色の透明度も材質によって若干異なってきます。

4.価格

価格を重視するのであれば、アクリルが一番安いです。
制電タイプと一般タイプによっても価格に差があり、制電タイプの方が高価となります。

まとめ

素材の特性により、たわみや使用される環境下(温度等)によっても選定は重要になってきます。
使用用途等で、お困りのことがございましたらお気軽にお問合せ下さい。
お客様の要望に沿った提案を致します。
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